1年の典礼の中で最も盛大で、中心的な祭儀「復活の聖なる徹夜祭」を迎えました。
典礼が始まる前に、洗礼を受ける方々が神父様やシスターと予行練習をしているのを見ると改めて今日なのだなと実感します。
あいにく小雨が降っていましたが、多くの方が集まりました。
19時になると、ルルドの前にろうそくをもって信徒が集まり、「光の祭儀」が始まります。
神父様が復活ろうそくを祝福され、火を祝福します。そして、その火で復活ろうそくに火を灯します。
そして、「キリストの光」を歌いながら、神父様を先頭に入堂します。参列者たちは入口で各自持っている蝋燭に火をもらい、灯りをともして主の帰りを待つことをあらわします。
神父様が蝋燭台に復活蝋燭をたて、参列者全員が入堂すると「復活賛歌」を全員で歌います。
復活賛歌を歌い終わると、今度は1年の教会の暦の中でも最も豊かな「ことばの典礼」が始まります。(朗読箇所は下記参照)福音書を朗読する前には四旬節に入って歌わなくなっていた「アレルヤ唱」を久々に歌いました。
そして、いよいよ「洗礼の儀」です。
松戸教会では、今日13人の方々が洗礼を受けられました。洗礼志願者が紹介され、「諸聖人の連呼」を参列者全員で歌います。参列者も、洗礼志願者が信仰宣言などを唱え洗礼を授けられるのを、後ろから見ながら自らの洗礼式を思い起こし、キリスト者として生きる決意を新たにしました。
今年は東京大司教区の堅信式がすぐあるため、堅信の儀を行ないませんでしたが、もちろん、初聖体拝領はされます。その顔には緊張と喜びが満ち溢れていました。
ご聖体拝領後、(お知らせの時間に)松戸教会の新たな家族になられた受洗者13人と先日プロテスタントからカトリックに移籍された2人の方がが改めて紹介され、受洗を祝う拍手が聖堂に響きました。そして、受洗者の笑顔と信徒一同の喜びのうちに復活徹夜祭のミサを終えました。
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